海外お役立ち情報トップ > 免税の手続き

帰国編 --- 免税の手続き

タックス・フリーショッピングとは

海外で買い物をすると、支払った税金が戻ってくる制度があります。料金にはすでに日本の消費税にあたる「VAT(付加価値税)」が含まれているため、所定の手続きをすることで旅行者が支払う必要のない税金分を戻してくれます。一定金額以上の買い物をした場合だけに適用されることが多く、下限金額は国により異なります。
※タックス・フリーショッピングは主にヨーロッパを中心にした世界37カ国でサービス提供されていますが、アメリカの場合は、デューティー・フリー・ショップはあってもタックス・フリー・ショップがないため、デューティー・フリー・ショップ以外で買い物をした場合には、旅行者も米国人と同様に州税を支払うことになり、税率は各州によって異なります。

手続き方法

  • 1) ショッピングをして、リファンド・チェック(免税書類)の発行依頼をする
  • TAX FREE SHOPPING(TAX FREE SHOPPING)マークのあるお店で買い物をした際の支払い時に、パスポートを提示してリファンド・チェック(免税書類)を発行してもらいます。発行されたリファンド・チェックとレシート(クレジットカード明細とは異なります)は、帰国時まで大切に保管します。
  • 2) 最終出国時に税関でリファンド・チェックにスタンプをもらう
  • 出国税関(EU圏では最終出国税関)で、「未使用の購入商品」「レシート」「パスポート」「リファインド・チェック」「搭乗券」等を税関員に提示し、グローバル・リファンド・チェックに輸出承認印を受けます。
  • 3) リファンド申請(受け取り)
  • ◎成田・関西空港の各キャッシュ・リファンド・カウンターで日本円(当日の為替レートが適用)で受取り。(グローバル・リファンド社の書類のみ)
  • ◎現地空港のキャッシュ・リファンド・カウンターで現金で受取り。
  • ◎現地で受取方法を選択した上、専用の封筒に入れ空港設置のポストに投函。帰国後、約2~3ヶ月でクレジットカードの口座に入金されるか小切手が自宅に郵送されます。
  • ◎スタンプ入りのグローバル・リファンド社のリファンド・チェックを帰国後に日本オフィスに必要書類とともに郵送。到着後約2週間で指定口座に振り込みされます。

注意点

※最終出国時に税関で必ず輸出証明スタンプをもらいます。もらわないとリファンドは受けられません。
※購入商品はスーツケースではなく、機内持込み手荷物にします。税関員に見せることができないと、スタンプがもらえないことがあります。また、品物は未使用であることが条件なので、包装したままにしておきます。
※外国で買った商品を宅配便で日本へ送る場合は、別送品手続きをします。単なる宅配便として送ってしまうと関税がかかりますが、別送品扱いにすれば、携行品と合わせて免税枠内であれば税金がかかりません。

  • 【別送品の手続き方法】
  • ・荷物や送り状などに「別送品(Unaccompanied Baggage)」と記入して、必ず受取人を本人にします。
  • ・帰国便の機内、空港カウンターのいずれかで、「携行品・別送品申告書」を2枚もらって必要事項を記入します。
  • ・日本帰国時に空港の税関に提出し、確認スタンプを押してもらい、2枚のうち1枚を提出、1枚は自分の手元に 保管します。
  • ・国手続きが済んだら、成田ならGPA、関空ならPASCOなどの別送品申告書受付カウンターに申告書を預けます。その他の空港の場合は、日本の宅配業者に郵送などで提出。後日、自宅に荷物が届きます。

※EUとEU圏外の国境を列車で旅している場合は、あらかじめ列車の車掌に免税手続きをしたい旨を伝えておきます。列車内または、国境で下車して税関で手続きをします。